5月も後半となり初夏の訪れを感じる時期となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は気象病による体調不良の原因と対処法についてご紹介します。
隙間の時間にぜひ見てください。
気象病とは、寒暖差や気圧、湿度などの変化により自律神経が乱れることで起こると考えられています。潜在的な患者数は1000万人にものぼるとも言われており、頭痛やめまい、疲労感、関節痛などに加え、精神的な症状も引き起こします。
気圧の変化によって気象病の症状が出やすいのには、「内耳」が深く関係していると考えられています。
内耳は主に、耳で受けた情報を脳や神経に伝える役割をしています。近年の研究により、内耳の前庭器官には気圧の変化を感知する場所と能力があることが判明しました。
このセンサーは人によって感じ方が異なり、気象病を訴える人の多くは、何らかの原因でこのセンサーが敏感なため、脳に過剰に情報が伝わり、その結果、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れ、症状が出やすいのではないかと考えられています。
【対策法】
内耳のセンサーを正常にしやすくするためには、耳周りの血流をよくすると良いです。
下記のストレッチを毎日3回程度行うと耳周りの血流が良くなります。
①耳の中間をつまみ、気持ちが良い程度に横に引っ張る
↓
②耳を横に引っ張ったまま思い切り舌を出す。
(喉の奥から耳の奥が伸ばされる感覚を確かめながら30秒程度続ける)
他にも蒸しタオルで両耳を温めると内耳の血行も高まります。
自律神経のバランスを整えるには、規則正しい生活と十分な睡眠、
バランスの取れた食事、適度な運動が基本となります。
生活習慣の見直しやセルフケアを実践して、気象の変化にさらされてもその影響を過度に受けないよう体調維持を心がけましょう。